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当社は、平成7年4月に設立致しました。バブル崩壊の余波が全国を駆け巡り、不動産の価値は暴落の一途をたどり、賃貸オフィスビルの入居率も低下してゆくばかりでした。 平成元年以降オフィスビルの賃料がロケットの発射場面を見ているかのように上昇していったのを眼前とした私達がその時に目の当りにしたのは、まさしくジェットコースターが落下していくようなスピードで下がり続ける賃料とオフィスビルの入居率であったのです。 オフィスビルの仲介を主に経験を積んできた3人が千葉県庁の近くに会社を設立した当社は、同年9月に営業を本格的に開始したのですが、まず私達が取り組まなければならなかったのは、”リストラ”を合言葉に事業計画を大幅に縮小してゆく周辺の企業の状況を把握することでした。 東京には、私達と同じくオフィスビルの仲介を業とする不動産会社が多く、ビルオーナーもビル市場の情報の正確な把握が可能で、手早く対策を取ったビルオーナーも多かったと思います。 しかしながら、千葉県下にはオフィスビルのリーシングエージェントを専門職とする不動産会社は当社しか存在しなかったのです。当然、ビルオーナーも市場の情報について把握することが難しく、頻繁に目の前に出される退去通知や賃料値下げ要望書に困惑する他無かったのです。 賃料の変動要因は地価とははっきりとした因果関係は無く、地域内の需給関係によって大きく変動します。バブル崩壊以降も新規ビルの供給が続いた千葉駅近辺は、需給関係が完全に緩んだ事で賃料の低下と空室率の大幅な上昇という二つの事象に翻弄される結果となったのです。 当社のようなリーシングエージェントには賃料の値下がりを止め、オフィスビルの空室率を上げる力は有りません。私達に出来る事は、多くの事業所より少しでも多くのニーズを汲み取りビルオーナーへ問い掛けてゆく事で、ビル市況のシグナルを送り続ける事でした。 結果として、情報が枯渇していたビルオーナーのビル経営への方針に、情報の発信源として少しでもお役立ちになれたものと自負しています。 当社は、一見オフィスビルのリーシングエージェントが業として成立しないような地域経済の中でこそ、専門のリーシングエージェントが必要だと考えています。 オフィスの借り手に対しては丹念なコンサルティング営業を展開し、オフィスの貸し手に対しても常に正しい経営判断ができるお手伝いをするべく情報を発信してゆく。そのような地道な営業努力が信頼を確立してゆくものと考え、日夜邁進してゆきたいと思っているのです 。
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